これ なぁんだ⁈

日々の暮らしの中で見つけた自然とふしぎ

結晶作りは準備が大変!!

サマースクール・センスオブワンダー、

最終週がやってくるので

いまだにバタバタと準備をしています。

 

で、その中で気づいたこと、思ったこと。

自由研究に結晶をされる方のご参考になれば・・・。

 

種結晶は作れたけれど・・・

ミョウバンの結晶作りをする準備として、

種結晶を作ります。

先週作ってみて、わりと簡単に種結晶ができました。

ミョウバンには、種類があるようで、

透明度の高い結晶を作るには、

焼きミョウバンではなく、

カリウムミョウバン12水和物 AlK(SO4)2・12H2Oが

いいとのことで、そちらを購入しました。

f:id:micata-artproject:20170819234858j:plain

細か〜いサラサラ粒子。

で、参加するこども達も増えて、もうちょっと欲しいかも、と思い

追加でこちらを買いました。

f:id:micata-artproject:20170819233704j:plain

よく見ずに買ったら、なんとこちらは焼きミョウバンだった!!

焦る!!もう買い直す時間がない〜!

でも、よく中を見ると、なんとこんなつぶつぶ!

f:id:micata-artproject:20170819235242j:plain

これがあれば、種結晶作る必要なかったじゃん!

しかも、綺麗な8面体になっているものもある!!!

 

で、この結晶を

テグスでつるすか、銅線でつるすか・・・

 

種結晶を接着する作業が意外と大変だった

最初見たサイトでは、種結晶をテグスで結わく、と書いてあり

へ?そんな細かい作業できるの?と思ったけど、やはり無理だった。

で、次に、銅線を熱してつければ、簡単にできる、と

書いてあるサイトがあったので、やってみた。

   サイエンスなび/◆おうちで簡単◆ミョウバン結晶を育てよう!

えええっっ!?ぜんぜん簡単じゃないけどぉぉぉ??

私不器用ですか?

で、さらに、接着剤でつけるのがよい、というサイトもあったので

接着剤にしてみた・・・

sciencewindow.jst.go.jp

こんなちっこいものに、接着剤がきれいにつくわけなく、

べったべたになり、テグスは別のところにくっついちゃったりで

なかなかくっつかなかった。

そして、きれいな透明度を目指したい私としては、

この接着剤が付着することで、透明度が失われるのでは?と

疑問がわいた・・・。なので、やめて

もう一度銅線で挑戦してみた。

作り方サイトの説明では、銅線を熱し過ぎると球になるから

あまり熱しすぎない、とあり、慎重になってたけど

やっていくうちに、熱し過ぎて球になったものを押し付けると

くっつきやすい気がした。

サイトでは、太さ0.4mmとあったのに、私は細い方がいいかもと

0.3mmを買ってしまったのも、最初付きにくかった原因かも。

でも、0.3mmだから球になってもそんなに気にならない大きさだった。

(他には、髪の毛で作るってのもあったけど、個人的につくるなら

いいけど、講座でやるには、こどもが不気味に思うかもって感じた)

 

でもでも、これって、大人が準備するものって感じ。

小学生の子どもが自由研究で準備するには、

すっごく大変じゃない??

どうなの?

こんな苦労して結晶つくるの、めげちゃわないかな?

その前には、種結晶だってうまくできないこともあった。

失敗しても、そこからやり抜く力を引き出すんだ!と

今回は思えなかった。だって、楽しくないんだもん、この作業。

そこで、思い出したこと。

 

種結晶が、できた時が感動だった〜

大きな結晶を作ることが、目標になっていたけど、

そもそも「サマースクール・センスオブワンダー」は

感動できる体験をしてほしいってこと。

まぁ、実際には種結晶ができたところからこども達は参加するから

楽しくない準備の作業なんて 今回は関係ないんだけど、

でも、ウチでも結晶作ってみたい、ってなった時、

これじゃあ、作る気になれるのかなぁ。

そして、私が一番ワクワク、感動したのは

種結晶ができた時だった。

小学生には、この、ワクワク体験をして欲しいなぁと思った。

何にもない、水の底が、

ちょっとキラキラしてきて、

次、見た時には、ちっこい結晶ができていて、

次の日、見てみるとどんどん大きくなってる〜〜〜!!

ここが一番感動だった〜〜〜。

そして、わりと、すぐにできた。

種結晶の作り方は、こちらを参考にしました。

sciencewindow.jst.go.jp

水に溶かす量が多めで、溶かす時に少し残ってもったいなかったけど、

簡単にできた。(2倍の分量にした)

2回目やる時、少し残るんだったら、10g減らしてみようとやったけど、

できなかったので、かき混ぜたら細かいのがいっぱいできてしまった。

 

実は講座やる前に種明かししてしまうと、

たぶん2時間の講座では、結晶はそんなに

大きくならないんじゃないか、と思ってる。

だから、お家で結晶を育てて大きくしてね、と

つなげるつもりなんだけど、

結晶を大きくするよりも、

無から結晶ができるほうが、感動が大きいような気がする。

 

失敗から生まれる疑問

そんなこと、今更気がつくなんて・・・。

でも、結晶を大きくするのを待つ間、

ちょっとやることも考えているから

サマースクールでやる意味あると思っているので、

ここから先は、

もし、これを小学生が自由研究でやるとしたら、

の話なんだけれど、種結晶の観察を、お勧めしたいよ。

感動が生まれると、そこに関心を持つ。

なんでこうなるんだろう?こうしたら、どうなるんだろう?こんな風にするには、どうしたらいい?

どんどんその対象に対してのめり込んでいく。

考えるだけじゃなく、行動にも移っていく。

 

そして、失敗した時、さらに疑問が生まれた。

種結晶が出来なかった時、水溶液をグルグルかき混ぜたら

細かい結晶がいっぱいできてしまった。

細かい結晶しかできなかった失敗のことを書いてあるサイトも

あったけど、それを見て終わりではなく

なんで、全然できなかったのに、グルグルかき混ぜただけで

急に細かいのがいっぱいできて、

静かにほおって置いたら、大きめなのができるのか?

 

うまく出来て、正しくできた結果をまとめる自由研究ではなく、

失敗したところから、なんでできなかったんだろうって

もやもや考える自由研究をしてほしいなぁ。

自分で、どうしてだろう?なんでだろうって

思った時も、センスオブワンダーだよ。

それを考えても、答えはでないかもしれない。

でも、考えることに無駄なことはないよ。


そもそも、粉になっているのに、なんで水に溶けたら

大きな結晶になるんだろう?

水に溶けてる粉がくっついて、つぶつぶになったりしないのかな?

疑問はどんどんわいてくる。答えのわからない疑問。

でも、こどもはうまくまとめたいと思うんだろうなぁ。

 

追記・・・

書き終わって、もう一度作り方のサイトを見たけど

中学生の自由研究って書いてあるサイトもあった。

やはり小学生には、難しい部分あるよね〜。

でも結晶できた時は感動だから、できる部分に挑戦してみて!

サマースクールから見えて来た「先」のこと

サマースクール中休みで、

準備をしたり、ブログを見たりなどしていたら、

ああ、岩瀬さんのブログ、まさに!!

サマースクール・センスオブワンダーを半分過ごして、

私がこども達とやりたい事ってこれだと思えてきたものが、

軽井沢風越学園で岩瀬さんが思っている事と同じだった。

 

 

iwasen.hatenablog.com

 

こども達が、自分の赴くままに

自由にものを作っていく中で

いろいろと見つけていき、さらにどうしたらいいのか

考えて行動に移していく。

「探究」が自然と行われていく場。

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そんなふうに、こども達と時間も忘れて

過ごしていきたいなぁ。

 

 

キラキラと結晶が育つ

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お盆ですね。

私もご先祖様に手を合わせてまいりました。

サマースクールも、半分以上が終わり、

ここまで来れたことにホッとし、

残りの講座にじっくりと準備を進めています。

午前中の最後の講座は、

23日の結晶作り。

一人お手伝いに来てくださることになり、参加人数も増えました。

 

中学か高校の頃から、

ずっと作りたかったミョウバンの結晶。

やっと作る事ができそう!

(何年かかってるんだ⁉︎)

種結晶はキラキラと輝いています。

水溶液の底に、小さな粒ができて、

それが次に見た時、ちょっと大きくなって、

さらに大きくなってたのを見た時は、

なんかたまらない感動が!

ずっと作ってみたかったものを

自分の手で作れた喜び。

これも私にとっての、

センスオブワンダーなのかもしれませんね。

ここから、こども達とどれくらい

大きくする事ができるのかなぁ。

 

 

East i に出会えた奇跡!

こんにちは。

サマースクールでこども達と

キラキラするような

楽しい時間を過ごしています。


サマースクールも2週目に入りました。

もう、開催日はいろんな事が起こって、

じっくり書きたいのですが、

準備などもあり、時間がないのですが、

今日はどうしても書いておきたい!

たいうような奇跡が起こりました。


鉄道フィールドワークで

大宮駅に行き、

新幹線のホームでいろいろな新幹線を見ていたのですが、

駅のはしっこで、カメラを構えているお兄さんたちが…。

フィールドワークでは、出会う人と

コミュニケーションをとることも

大切にしているので、

お兄さん達に、何を撮っているのか

聞いてみると。

East i が来るとのこと。

実は、私はその名前を聞いても

なんだかわからなかったのですが、

2年生の男の子が、すごく興奮して

絶対撮りたい!となり

撮りました〜。

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10日にいっぺんしか走ってないそうなので、

ここで出会えたのは

すごい奇跡!

ラッキー!な1日でした。


明日はどんな出会いがあるかなぁ。


かけ算からアートが見える

8月1日、サマースクール始まりました!

この日は、かけ算で糸掛けアートをする日でした。

参加したこども達の学年は、

4年生1人、2年生3人、1年生1人で、

九九を覚えているのは4年生だけ。

 

最初に、先日の算数指導者養成講座でならってきた

かけ算の導入も取り入れて、スタート!

tanq.hatenablog.com

かけ算は、足し算でも出来るけど、

かけ算を覚えていた方が、すっごく速くできることを

実感して、九九を覚えたい気持ちは高まったと思います。

 

でも、今回は覚えるのが目的ではありません。

では、何が目的?算数を教えるんじゃないの?

 

九九を覚えるまえに、気づいてほしいこと

それは、かけ算から生まれる、美しい形がある、ということ。

シュタイナー教育で行われることを参考に行いました。

こちらのサイト

1861steiner.blogspot.jp

円状に数字を書いて、九九の一の位をつなげていくと

ある形ができあがります。

同じかけ算でも、円状の数字の数を増やすと

別の形が出てきたりしました。

かけ算は規則性があり、数が増えていくので

当たり前と言えば当たり前のことなんですが

そこを美しいと思える感性を大切にしたいです。

算数の中に美しさを感じられるなんて

なんだか素敵。

 

自分の感覚が広がっていく

板に、釘を20本打ち、そこに糸をかけていきます。

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九九の段を、順番に掛けていく子。

2の段の次にいきなり9の段を掛けてみる子。

使う色も好きな色だったり、近くにある糸だったり。

それぞれの個性がにじみ出ている、美しいかけ算アートが

できあがりました。

一度手に取った糸を、すでに掛けた糸と見比べて

「この色じゃない」と、別の糸を探す子も。

ただ好きな色を配色するのではなく、

作品全体のバランスを見つめていたり、

自分の中から湧き出てくる感覚と、

じっくり向き合った時間になったようです。

また、刺繍用の糸を使っていたので

こんがらがることも。それをていねいにほどくことに

挑戦している子もいました。

自然とグリット(やりぬく力)が育ってる。

ある子が「算数じゃなくて、図工になっちゃったよ」とも言っていました。

参加したのは5人のこども達でしたが、

その一人ひとりから、豊かな感性を受け取ることができて、感動でした。

シュタイナー先生、ありがとうございます!

 

上にリンク貼ったサイトを参考に

ご家庭でもできると思うので、

是非試してみてください。

だいたいの小学校、2年生は2学期から九九が

始まると思うので、時間のある夏休み、

取り組んでみると、学びが楽しくなると思います。

 

ずっと座ったままではなく、

かけ算を、体を使って表現したいと思い、

九九ステップも考えたんだけど、

それをやったら「なんかへん〜」とか

「そんなの、やりたくない〜」とか言われて

却下されてしまいました。

一生懸命考えたのに・・・。

結構脳トレにもなったから、

家で密かに続けてみようかな。

 

サマースクール、来週は2週目突入!

tanq.hatenablog.com

 

規則正しく並べられた数字は

美しい形に変わる

それを見つけた よろこびを

忘れないで

 

  

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サマースクール・センスオブワンダー 始まる!

まだ、今は星空だけれど

夜が明けたら

サマースクール・センスオブワンダーの初日。

結局、前日までバタバタと準備になり。

気を引き締めつつ

こども達と楽しい時間を過ごしていこう。

意識を集中して・・・センスオブワンダー

明日から8月

明日からサマースクール

センスオブワンダーが始まる。

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センスオブワンダーって名前をつけるのに

最初ちょっと戸惑った。

自然の中から感じ取るセンスオブワンダー。

サマースクールは、室内で行うことも多いから。

でも、悩んでいた時、この本に出会った。

 

生物学者の福岡伸一さんと、阿川佐和子さんの対談集。

 2011年に出版された本の文庫化された本に偶然出会った。

この本の中から、いくつか紹介したい。

阿川 …『センス・オブ・ワンダー』には、美しさを感じる感覚や未知なるものに触れたときの感激が呼びさまされると、次はその対象についてもっとよく知りたいと思うようになるし、そこで得た知識はしっかりと身につくと書いてあるんです。でも、私は感動はするけど、そこで終わってしまうからいけないのね。

福岡 いや、まず感動することが大事なんです。

私はこれまで、こども達が探究する場を作っていきたいって

思っていた。

でも、そういう場を設定しても、こども達の心が動かなければ

何の意味もないことを感じていました。

だから福岡さんの言葉を読んで、うん!うん!ってうなずいてた。

 

本の中には、虫を見つけて博物館の研究者に見てもらうような

体験とか、ドリトル先生の本にのめり込んだり、

数字の2を白鳥に例えて教えてもらったことなどが

センスオブワンダーな体験として書かれている。

自然の中だけではなく、

そのこどもにとって

心が動いた体験なら、

それはみんな センスオブワンダーな体験なんだな、と。

 

本の中の、児童文学作家の石井桃子さんの言葉も印象的でした。

「子どもたちよ。子ども時代をしっかりとたのしんでください。

おとなになってから、老人になってから、あなたを支えてくれるのは

子ども時代の『あなた』です」

 

そして、レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』も

私には大切な一冊。

 

センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダー

 

 センス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性

 

こども達とともに、感性豊かな夏を、過ごしていきたいです。

 

明日から サマースクール。

意識をそちらに集中して・・・

tanq.hatenablog.com

 

夏休みのキラキラした体験は

大人になっても

色あせない

 

  

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