これ なぁんだ⁈

日々の暮らしの中で見つけた自然とふしぎ

かけ算からアートが見える

8月1日、サマースクール始まりました!

この日は、かけ算で糸掛けアートをする日でした。

参加したこども達の学年は、

4年生1人、2年生3人、1年生1人で、

九九を覚えているのは4年生だけ。

 

最初に、先日の算数指導者養成講座でならってきた

かけ算の導入も取り入れて、スタート!

tanq.hatenablog.com

かけ算は、足し算でも出来るけど、

かけ算を覚えていた方が、すっごく速くできることを

実感して、九九を覚えたい気持ちは高まったと思います。

 

でも、今回は覚えるのが目的ではありません。

では、何が目的?算数を教えるんじゃないの?

 

九九を覚えるまえに、気づいてほしいこと

それは、かけ算から生まれる、美しい形がある、ということ。

シュタイナー教育で行われることを参考に行いました。

こちらのサイト

1861steiner.blogspot.jp

円状に数字を書いて、九九の一の位をつなげていくと

ある形ができあがります。

同じかけ算でも、円状の数字の数を増やすと

別の形が出てきたりしました。

かけ算は規則性があり、数が増えていくので

当たり前と言えば当たり前のことなんですが

そこを美しいと思える感性を大切にしたいです。

算数の中に美しさを感じられるなんて

なんだか素敵。

 

自分の感覚が広がっていく

板に、釘を20本打ち、そこに糸をかけていきます。

f:id:micata-artproject:20170803171322j:plain

九九の段を、順番に掛けていく子。

2の段の次にいきなり9の段を掛けてみる子。

使う色も好きな色だったり、近くにある糸だったり。

それぞれの個性がにじみ出ている、美しいかけ算アートが

できあがりました。

一度手に取った糸を、すでに掛けた糸と見比べて

「この色じゃない」と、別の糸を探す子も。

ただ好きな色を配色するのではなく、

作品全体のバランスを見つめていたり、

自分の中から湧き出てくる感覚と、

じっくり向き合った時間になったようです。

また、刺繍用の糸を使っていたので

こんがらがることも。それをていねいにほどくことに

挑戦している子もいました。

自然とグリット(やりぬく力)が育ってる。

ある子が「算数じゃなくて、図工になっちゃったよ」とも言っていました。

参加したのは5人のこども達でしたが、

その一人ひとりから、豊かな感性を受け取ることができて、感動でした。

シュタイナー先生、ありがとうございます!

 

上にリンク貼ったサイトを参考に

ご家庭でもできると思うので、

是非試してみてください。

だいたいの小学校、2年生は2学期から九九が

始まると思うので、時間のある夏休み、

取り組んでみると、学びが楽しくなると思います。

 

ずっと座ったままではなく、

かけ算を、体を使って表現したいと思い、

九九ステップも考えたんだけど、

それをやったら「なんかへん〜」とか

「そんなの、やりたくない〜」とか言われて

却下されてしまいました。

一生懸命考えたのに・・・。

結構脳トレにもなったから、

家で密かに続けてみようかな。

 

サマースクール、来週は2週目突入!

tanq.hatenablog.com

 

規則正しく並べられた数字は

美しい形に変わる

それを見つけた よろこびを

忘れないで

 

  

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